早慶の総合型選抜で合格するには?早稲田・慶應の入試方式と対策をわかりやすく解説
「早慶を総合型選抜で狙うことはできるの?」
「一般入試では厳しそうだけど、総合型選抜ならチャンスはある?」
「早稲田や慶應の総合型選抜では、どんな実績や対策が必要なの?」
早稲田大学・慶應義塾大学は、日本の私立大学の中でも最難関クラスの大学です。
一般入試で合格するには高い学力が必要ですが、早慶には一般入試以外にも、総合型選抜や自己推薦型の入試があります。
ただし、早慶の総合型選抜は「一般入試より楽に入れる入試」ではありません。
むしろ、志望理由書、活動実績、小論文、面接、学部理解、社会課題への関心などを高いレベルで問われる、非常に準備量の多い入試です。
この記事では、早稲田・慶應の総合型選抜で狙える代表的な入試方式、一般入試との違い、合格に必要な対策、学年別の準備スケジュールまでわかりやすく解説します。
早慶の総合型選抜で意識すべき「普通の総合型選抜」との違い
早慶の総合型選抜で最も重要なのは、「総合型選抜対策をする」のではなく、「早稲田のどの学部の、どの入試方式なのか」「慶應のどの学部の、どの選考方式なのか」まで分解して対策することです。
同じ早慶の総合型選抜でも、求められる人物像や評価される経験は大きく異なります。
たとえば、早稲田の社会科学部全国自己推薦入試では、高校生活での活動や個性をどのように社会科学部での学びにつなげるかが重要になります。一方で、地域探究・貢献入試では、地域課題への問題意識や、大学で学んだことを地域に還元する姿勢が問われます。
慶應でも、法学部FIT入試では法律・政治への関心や思考力、SFCのAO入試では自分が取り組みたいテーマの独自性や実行力、理工学部の分野志向型入試では特定分野への高い関心や適性が重視されます。
つまり、早慶の総合型選抜では、「早慶に入りたい」という志望理由だけでは不十分です。
必要なのは、次のような一貫性です。
自分の経験
↓
そこから生まれた問題意識
↓
志望学部で学びたいテーマ
↓
その学部・入試方式で評価されるポイント
↓
入学後に取り組みたい学びや研究
↓
将来の目標
この流れがつながっていないと、早慶レベルの総合型選抜では説得力が弱くなります。
早慶の総合型選抜は、単に「実績がある人」が受かる入試ではありません。
自分の経験を、大学の学びに接続し、学部ごとの評価軸に合わせて伝えられる人が合格に近づきます。
早稲田大学で総合型選抜などを実施している代表的な入試方式
早稲田大学では、学部によってさまざまな総合型選抜・自己推薦型入試が実施されています。
代表的なものには、以下のような入試方式があります。
| 学部・分野 | 代表的な入試方式 |
|---|---|
| 社会科学部 | 全国自己推薦入試 |
| 創造理工学部 | 早稲田建築AO入試 |
| 先進理工学部 | 特別選抜入試 |
| 人間科学部 | FACT選抜入試 |
| スポーツ科学部 | 総合型選抜Ⅰ群・Ⅱ群・Ⅲ群など |
| 複数学部 | 地域探究・貢献入試 |
| 国際教養学部など | 英語による学位取得プログラム向けの入試 |
早稲田大学の総合型選抜は、学部によって求められる人物像や評価される経験が大きく異なります。
たとえば、社会科学部の全国自己推薦入試では、社会に対する問題意識や主体的な活動が重要になります。
創造理工学部の建築AO入試では、建築への関心や表現力、空間・デザインに対する感性が問われます。
人間科学部のFACT選抜入試では、人間・環境・社会・情報などに関する問題意識や探究姿勢が重要になります。
スポーツ科学部では、スポーツに関する実績や経験だけでなく、スポーツを学問として捉える視点も必要です。
同じ早稲田の総合型選抜でも、学部ごとに対策はまったく違います。
そのため、「早稲田の総合型選抜対策」と一括りにするのではなく、志望学部ごとに対策を設計することが大切です。
慶應義塾大学で総合型選抜などを実施している代表的な入試方式
慶應義塾大学でも、学部ごとに総合型選抜や推薦型の入試が実施されています。
代表的なものには、以下のような入試方式があります。
| 学部 | 代表的な入試方式 |
|---|---|
| 文学部 | 自主応募制による推薦入学者選考 |
| 法学部 | FIT入試 |
| 理工学部 | 分野志向型入試 |
| 総合政策学部 | AO入試 |
| 環境情報学部 | AO入試 |
慶應の総合型選抜で特に有名なのが、法学部のFIT入試と、総合政策学部・環境情報学部、いわゆるSFCのAO入試です。
法学部FIT入試では、法律学科・政治学科それぞれで求められる関心や適性が異なります。
単に「慶應法学部に入りたい」というだけではなく、法律や政治に対してどのような問題意識を持っているのか、その問題意識を大学でどのように深めたいのかを明確にする必要があります。
SFCのAO入試では、自分が取り組みたいテーマや問題意識、これまでの活動、入学後の研究計画の一貫性が重視されます。
SFCは自由度の高い学部だからこそ、「何でもできます」ではなく、「自分は何を問い、何を解決したいのか」を具体的に語れることが重要です。
早慶の総合型選抜で差がつく4つのノウハウ
早慶の総合型選抜で差がつくのは、派手な実績そのものではありません。
もちろん、コンテスト受賞、研究活動、留学、ボランティア、部活動の実績などは評価材料になります。しかし、早慶レベルでは、それらの活動を「何となく頑張った経験」として並べるだけでは弱いです。
重要なのは、実績を次の4つの観点で整理することです。
1. 活動を「学問的な問い」に変える
早慶の総合型選抜では、活動実績をそのままアピールするのではなく、そこからどんな問いを持ったのかが重要です。
たとえば、ボランティア活動をした場合でも、「人の役に立ちたいと思った」だけでは一般的です。
そこから一歩進めて、
「なぜ支援が必要な人に情報が届かないのか」
「地域によって教育機会に差が生まれるのはなぜか」
「行政、NPO、学校、家庭はどのように連携すべきか」
というように、学問的に考えられる問いへ変換する必要があります。
2. 「早稲田だから」「慶應だから」で止めない
早慶を志望する理由として、知名度やブランド力を挙げる受験生は少なくありません。
しかし、総合型選抜ではそれだけでは不十分です。
重要なのは、「なぜ早稲田なのか」「なぜ慶應なのか」ではなく、さらに踏み込んで「なぜその学部なのか」「なぜその入試方式なのか」まで説明することです。
早稲田の社会科学部なのか、人間科学部なのか。
慶應の法学部FIT入試なのか、SFCのAO入試なのか。
学部ごとに求められる人物像も、評価される経験も、対策すべき内容も変わります。
そのため、志望理由書では大学名だけでなく、学部のカリキュラム、研究領域、教授、入試方式の趣旨まで調べたうえで、自分の経験と結びつけることが大切です。
3. 出願書類は「自己PR」ではなく「研究計画の入口」にする
早慶の総合型選抜では、出願書類を自己PRの場だと考えすぎると、内容が浅くなりやすいです。
「私はリーダーシップがあります」
「私は行動力があります」
「私は社会に貢献したいです」
このような表現だけでは、他の受験生との差がつきません。
早慶を目指すなら、志望理由書や活動報告書は、自分の強みを見せるだけでなく、「大学でどのような問いを深めたいのか」を示す書類にする必要があります。
つまり、書類全体を通じて、
「この受験生は、大学で学ぶ準備ができている」
「入学後に具体的なテーマを持って学べそうだ」
「この学部の教育内容と相性がよい」
と思ってもらえる構成にすることが重要です。
4. 一般入試との両立を前提にスケジュールを組む
早慶の総合型選抜は、合格すれば大きなチャンスになります。
しかし、倍率や選考レベルを考えると、総合型選抜だけに全振りするのはリスクがあります。
特に早慶を目指す場合は、総合型選抜の対策をしながら、英語・国語・小論文・現代文読解など、一般入試にもつながる基礎力を落とさないことが重要です。
小論文対策で身につく読解力や論理構成力は、一般入試の現代文や英語長文にも活きます。
志望学部研究で得た知識は、面接だけでなく小論文のネタにもなります。
自己分析で整理した経験は、志望理由書だけでなく面接の受け答えにも使えます。
早慶の総合型選抜では、総合型対策と一般入試対策を完全に分けるのではなく、重なる部分を活かして効率よく進めることが大切です。
早慶の総合型選抜で合格するために必要な4つの力
早慶の総合型選抜で合格を目指すなら、次の4つの力を高める必要があります。
1. 自分の強みを言語化する力
総合型選抜では、自分の経験や強みを大学に伝える必要があります。
しかし、単に活動実績を並べるだけでは不十分です。
大切なのは、その経験を通じて何を考え、何を学び、どのように志望学部につながったのかを説明できることです。
たとえば、ボランティア活動をした場合でも、
「ボランティアを頑張りました」
だけでは弱いです。
それよりも、
「地域の子ども支援に関わる中で、教育格差が家庭環境だけでなく、情報格差や地域資源の差とも関係していることに気づいた。その問題を社会学や教育学の観点から研究したい」
というように、自分の経験から学問的な問いにつなげることが重要です。
早慶の総合型選抜では、経験そのものよりも、経験からどのような問いを持ったかが問われます。
2. 学部との接続を作る力
早慶の総合型選抜では、「なぜ早慶なのか」だけでなく、「なぜその学部なのか」が非常に重要です。
たとえば、慶應SFCを志望するなら、SFCの自由度の高さを語るだけでは不十分です。
自分のテーマをSFCの研究領域、授業、プロジェクト、教授の専門分野とどのようにつなげるのかを考える必要があります。
早稲田の社会科学部を志望するなら、社会科学部で何を横断的に学びたいのか、自分の問題意識がどのように社会科学とつながるのかを説明する必要があります。
大学名のブランドだけで志望理由を作ると、面接で深掘りされたときにすぐに見抜かれてしまいます。
合格する志望理由書には、以下の流れがあります。
自分の経験
↓
そこから生まれた問題意識
↓
大学で学びたい学問分野
↓
その大学・学部でなければならない理由
↓
入学後の学習計画
↓
将来の目標
この一貫性を作れるかどうかが、早慶の総合型選抜では重要です。
3. 小論文で論理的に考える力
早慶の総合型選抜では、小論文や筆記審査が課されることがあります。
小論文では、単に知識があるだけでは不十分です。
与えられたテーマに対して、問題を整理し、自分の立場を示し、根拠をもとに論理的に展開する力が必要です。
早慶レベルの小論文では、次のような力が求められます。
- 課題文を正確に読み取る力
- 論点を整理する力
- 自分の立場を明確にする力
- 反対意見も踏まえて考える力
- 抽象論ではなく具体例で説明する力
- 制限時間内に構成をまとめる力
- 読み手に伝わる文章を書く力
小論文は、数日で急に上達するものではありません。
知識を増やし、要約練習をし、実際に書き、添削を受け、リライトを繰り返すことで力がついていきます。
特に早慶を目指す場合は、「何となく書ける」ではなく、「合格答案のレベルまで磨き込む」ことが必要です。
4. 面接で深掘りに耐える力
総合型選抜の面接では、志望理由書に書いた内容を中心に深掘りされます。
たとえば、以下のような質問が想定されます。
- なぜそのテーマに関心を持ったのですか?
- その問題について、これまで何を調べましたか?
- なぜ他大学ではなく本学なのですか?
- 入学後にどの授業を履修したいですか?
- その活動から何を学びましたか?
- あなたの考えの弱点は何だと思いますか?
- 反対意見に対してどう答えますか?
- 将来の目標と学部での学びはどうつながりますか?
面接は、暗記した答えを発表する場ではありません。
志望理由書の内容をもとに、その場で考え、自分の言葉で答える力が必要です。
そのためには、志望理由書を作って終わりではなく、何度も模擬面接を行い、質問に対して論理的に答える練習をする必要があります。
早慶の総合型選抜でよくある失敗
失敗1. 活動実績を並べるだけになっている
総合型選抜では活動実績が重要だと言われます。
しかし、活動をたくさん並べれば合格できるわけではありません。
大切なのは、活動の数ではなく、活動の意味です。
どんな問題意識から活動を始めたのか。
活動の中で何に悩んだのか。
そこから何を学んだのか。
その学びが志望学部とどうつながるのか。
ここまで説明できて初めて、活動実績が志望理由書や面接で活きてきます。
失敗2. 早稲田・慶應を一括りにして対策している
早稲田と慶應は、どちらも難関私立大学ですが、総合型選抜の特徴は学部ごとに大きく異なります。
早稲田の全国自己推薦入試と、慶應法学部FIT入試と、慶應SFCのAO入試では、求められる準備がまったく違います。
「早慶の総合型対策」と一括りにしてしまうと、対策がぼやけてしまいます。
本当に必要なのは、志望学部ごとの対策です。
失敗3. 一般入試の勉強を完全に止めてしまう
総合型選抜を受ける場合でも、一般入試の勉強を完全に止めるのは危険です。
早慶の総合型選抜は倍率も高く、合格が保証される入試ではありません。
不合格だった場合に一般入試へ切り替えられるよう、英語や国語などの基礎学力は継続しておく必要があります。
また、総合型選抜でも小論文や面接で学力的な背景知識が問われることがあります。
総合型選抜と一般入試は、完全に別物ではありません。
早慶を目指すなら、総合型選抜の準備と一般入試の基礎学習を両立する戦略が重要です。
失敗4. 高3の夏から慌てて準備を始める
高3の夏からでも受験できる可能性はあります。
しかし、早慶の総合型選抜では、志望理由書、活動実績、小論文、面接、大学研究を短期間で仕上げる必要があります。
特に活動実績や探究テーマは、数週間で急に作れるものではありません。
高1・高2のうちから少しずつ準備している受験生と比べると、どうしても差がつきやすくなります。
早慶の総合型選抜を少しでも考えているなら、早めに情報収集を始めることが大切です。
早慶合格のための300時間対策プラン
早慶の総合型選抜を目指す場合、最低でもまとまった対策時間が必要です。
ここでは、目安として300時間の対策プランを紹介します。
もちろん、受験生の状況によって必要時間は変わります。
すでに活動実績がある人、文章力が高い人、志望学部が明確な人は短縮できる場合もあります。
一方で、志望理由が曖昧な人、小論文が苦手な人、活動実績が少ない人は、300時間以上かかることもあります。
| 対策内容 | 目安時間 | 内容 |
|---|---|---|
| 自己分析・テーマ設計 | 40時間 | 経験の棚卸し、興味関心の整理、志望テーマの設定 |
| 大学・学部研究 | 40時間 | 入試方式、カリキュラム、教授、研究領域、過去問の調査 |
| 活動実績・探究活動 | 60時間 | 調査、インタビュー、発信、ボランティア、研究など |
| 志望理由書作成 | 50時間 | 構成作成、下書き、添削、リライト |
| 小論文対策 | 70時間 | 要約、知識習得、過去問演習、添削、リライト |
| 面接対策 | 30時間 | 想定問答、模擬面接、深掘り対策 |
| 出願書類の最終調整 | 10時間 | 誤字脱字確認、書類整合性チェック、提出準備 |
合計で約300時間です。
この300時間を高3の夏に一気に確保するのはかなり大変です。
たとえば、週10時間ずつ進めても30週間、つまり約7ヶ月かかります。
そのため、早慶の総合型選抜を本気で狙うなら、高2のうちから準備を始めるのが理想です。
志望理由書対策の早慶で差がつく書き方
早慶の総合型選抜で志望理由書を書くときは、次の流れを意識しましょう。
1. 自分の経験を棚卸しする
まずは、これまでの経験を振り返ります。
部活動、委員会、探究活動、ボランティア、アルバイト、家族との経験、趣味、読書、ニュースへの関心など、どんな経験でも構いません。
重要なのは、その経験から何を感じ、何を考えたかです。
「何をしたか」だけでなく、「なぜそれが自分にとって重要だったのか」を整理しましょう。
2. 問題意識を明確にする
次に、自分が解決したい問題や、深く学びたいテーマを明確にします。
早慶の総合型選抜では、単なる自己PRではなく、学問につながる問題意識が必要です。
たとえば、以下のような形です。
- 教育格差に関心がある
- 地域活性化に関心がある
- ジェンダーや多様性に関心がある
- 環境問題に関心がある
- 国際関係や安全保障に関心がある
- スポーツと社会の関係に関心がある
- AIと人間の関係に関心がある
- 建築と地域コミュニティに関心がある
問題意識が明確になると、志望理由書に一貫性が生まれます。
3. 志望学部との接点を作る
問題意識が決まったら、そのテーマをどの学部で学べるのかを調べます。
ここで大切なのは、「大学名」ではなく「学部での学び」です。
同じ社会課題でも、法学部で学ぶのか、政治学で学ぶのか、経済学で学ぶのか、社会学で学ぶのか、環境情報学で学ぶのかによって、アプローチは変わります。
志望理由書では、自分のテーマと学部の学びが自然につながっている必要があります。
4. 入学後の学習計画まで書く
早慶の志望理由書では、入学後に何を学びたいのかも重要です。
どの授業に関心があるのか。
どのような研究テーマに取り組みたいのか。
どのような活動やプロジェクトに参加したいのか。
卒業後にどのような形で社会に関わりたいのか。
ここまで書けると、志望理由に具体性が出ます。
小論文対策で早慶レベルまで引き上げる方法
早慶の総合型選抜では、小論文や筆記審査が合否を左右することがあります。
小論文対策では、次のステップで力をつけていきましょう。
1. 語彙力と基礎知識を増やす
小論文では、自分の考えを正確に表現するための語彙力が必要です。
社会問題、政治、経済、教育、環境、テクノロジー、医療、国際関係など、志望学部に関連する基礎知識も必要になります。
ニュースを読むだけでなく、解説記事や新書、入門書を使って、テーマごとの背景知識を増やしましょう。
2. 要約練習をする
小論文が苦手な人は、まず要約練習から始めるのがおすすめです。
課題文を読み、筆者の主張、根拠、具体例、結論を整理する練習をします。
要約ができるようになると、文章の構造が見えるようになります。
これは、自分で小論文を書くときにも役立ちます。
3. 型を学ぶ
小論文には、ある程度の型があります。
たとえば、以下のような構成です。
- 問題提起
- 自分の主張
- 根拠
- 具体例
- 反論への検討
- 結論
この型を使えるようになると、制限時間内でも論理的に書きやすくなります。
4. 過去問を解く
基礎ができたら、志望学部の過去問や類似問題に取り組みます。
早慶の小論文は、学部ごとに傾向が異なります。
出題テーマ、課題文の長さ、設問形式、制限時間、求められる知識が違うため、志望学部ごとの過去問分析が欠かせません。
5. 添削とリライトを繰り返す
小論文は、書いただけでは上達しにくいです。
必ず第三者に読んでもらい、論理の飛躍、根拠不足、表現の曖昧さ、構成の弱さを指摘してもらいましょう。
そのうえで、同じ問題をリライトします。
早慶レベルを目指すなら、「一度書いて終わり」ではなく、「添削を受けて書き直す」ことが重要です。
面接対策は、暗記ではなく深掘りに備える
面接対策では、想定問答を作るだけでは不十分です。
早慶の面接では、志望理由書に書いた内容を深く掘り下げられる可能性があります。
そのため、以下のような準備が必要です。
- 志望理由書の内容を自分の言葉で説明できるようにする
- 活動実績について、背景・課題・行動・学びを整理する
- 志望学部のカリキュラムや教授の研究を確認する
- 自分の考えに対する反対意見を想定する
- 将来の目標と大学での学びのつながりを説明できるようにする
- 模擬面接で、想定外の質問にも答える練習をする
面接で大切なのは、完璧な受け答えを暗記することではありません。
自分の考えを、相手に伝わるように整理して話すことです。
多少言葉に詰まっても、自分の問題意識や学びたい理由が本物であれば、説得力は伝わります。
活動実績は何をすればいい?
早慶の総合型選抜では、活動実績があると有利になる場合があります。
ただし、活動実績は「有名な大会で受賞していないとダメ」というものではありません。
大切なのは、志望テーマとの一貫性です。
代表的な活動には、以下のようなものがあります。
ボランティア活動
教育、福祉、地域、国際交流、環境など、自分の関心テーマに関連するボランティア活動は、問題意識を深めるきっかけになります。
研究・調査活動
興味のあるテーマについて、文献を読んだり、アンケート調査をしたり、インタビューをしたりする活動です。
特に総合型選抜では、自分で問いを立てて調べる経験が評価につながりやすいです。
コンテスト・発表
探究活動、ビジネスコンテスト、政策提言、論文コンテスト、プレゼン大会などに参加することで、自分の考えをアウトプットする経験ができます。
語学・国際活動
国際関係、文化、教育、ビジネスなどに関心がある場合、語学学習や留学、国際交流活動が志望理由につながることがあります。
生徒会・部活動
リーダーシップや課題解決経験を示すうえで、生徒会や部活動も有効です。
ただし、「部長でした」「大会に出ました」だけではなく、どのような課題に向き合い、どのように改善したかを言語化する必要があります。
早慶の総合型選抜に向いている人
早慶の総合型選抜に向いているのは、次のような人です。
- 興味のある社会課題や学問分野がある
- 自分の経験を言葉にする努力ができる
- 学校外の活動や探究活動に取り組める
- 小論文や面接の対策を継続できる
- 早い時期から受験準備を始められる
- 一般入試以外の可能性も広げたい
- 大学で学びたいことを深く考えたい
一方で、「一般入試の勉強をしたくないから」「早慶に楽に入りたいから」という理由だけで総合型選抜を選ぶのはおすすめできません。
早慶の総合型選抜は、楽な抜け道ではなく、別ルートの難関入試です。
実績がなくても早慶の総合型選抜は狙える
現時点で大きな実績がないからといって、早慶の総合型選抜を諦める必要はありません。
ただし、何も準備しないまま合格できるわけではありません。
今からできることはあります。
たとえば、自分の関心テーマについて調査する。
関連する本を読む。
専門家や当事者にインタビューする。
ボランティアや地域活動に参加する。
自分の考えをレポートや記事にまとめる。
学校の探究活動を深める。
重要なのは、派手な実績を作ることではありません。
自分の問題意識に基づいて、主体的に行動した経験を作ることです。
活動実績は、志望理由とつながって初めて意味を持ちます。
早慶の総合型選抜対策に塾は必要
早慶の総合型選抜対策は、自分一人で進めることも不可能ではありません。
しかし、次のような不安がある場合は、専門的なサポートを受ける価値があります。
- 自分に合う入試方式がわからない
- 早稲田と慶應のどの学部を狙うべきかわからない
- 志望理由書に書ける内容がない
- 活動実績をどう作ればいいかわからない
- 小論文の添削を受ける機会がない
- 面接で何を聞かれるか不安
- 一般入試との両立方法がわからない
- 学校の先生だけでは対策が足りるか不安
早慶の総合型選抜では、最初の戦略設計がとても重要です。
どの入試方式を狙うのか。
どの学部が自分に合っているのか。
今から作れる活動実績は何か。
志望理由書の軸をどこに置くべきか。
一般入試の勉強とどう両立するのか。
これらを早めに整理できれば、合格可能性を高めやすくなります。
早慶の総合型選抜は、早めの戦略設計が合否を分ける
早慶の総合型選抜は、一般入試とは違う力が求められる入試です。
学力試験の点数だけではなく、志望理由、活動実績、小論文、面接、学部理解、将来の目標などを総合的に評価されます。
ただし、早慶の総合型選抜は決して簡単な入試ではありません。
受験生のレベルが高く、志望理由書や活動実績も深く作り込む必要があります。
大切なのは、早めに情報収集を始め、自分の興味関心と志望学部をつなげ、合格に必要な準備を計画的に進めることです。
現時点で実績が少なくても、今から自分の問題意識に向き合い、行動を積み重ねることで、早慶の総合型選抜に挑戦できる可能性はあります。
早慶の総合型選抜で何から始めればいいかわからない方へ
早慶の総合型選抜では、最初の戦略設計が非常に重要です。
「自分は早稲田と慶應のどの入試方式を狙えるのか」
「今の評定や活動実績で出願できる可能性はあるのか」
「志望理由書に書ける強みは何か」
「小論文や面接をどの順番で対策すべきか」
「一般入試と総合型選抜をどう両立すればいいのか」
これらを一人で判断するのは簡単ではありません。
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